以前から中野は「架空辞書-フィクショナリー」という遊びをよくやっている。
「架空辞書-フィクショナリー」ルール
1.参加者は目に見えない辞書をそれぞれ手に持つ。
2.誰かがお題となる架空単語を発表する。
3.参加者全員が手にしたエア辞書でその単語について引き読み上げる。
4.二人目から読み上げる人は、今までのものと被らないように読み上げる。
5.お題を発表した人間が最後に読み上げる。
コレが架空辞書だ。簡単に言ってしまえば嘘を言い合うだけの大喜利なのだが、本当にありそうに辞書っぽく読み上げることを意識するとかなり難易度が高くて面白い。ルールとしては勝ちも負けも無いのだが、大喜利の常としてやってるうちになんとなく優劣が決まってしまう。
興味がもしあるならやってみて欲しい。初心者は「めがねまけ」「みみずにげ」「たこのあまくだり」「ランコマ」などから始めるのがいいだろう。慣れてきたら「もみピロリ」「マヨギヨギー」「やっくりいそひらくぬめもどき」などに挑戦するのも。好き嫌いはあるだろうが、ある種の人間にはたまらない遊びだ。
この架空辞書、確かに面白いのだがやはり難易度が高い。そこでもう少し難易度の低い遊びを考えてみた。それが「虚偽申し立て」だ。
「虚偽申し立て」ルール
1.まずお題を決める。お題はありふれたものがよい。
2.参加者はそのお題についての嘘のうんちくを考える。
3.思いついた人は挙手して「○○について虚偽を申し立てます」と言い、嘘うんちくを発表。
4.他の参加者はその嘘が良くできた嘘なら「虚偽あり」、そうでないなら「虚偽なし」を決める。
5.「虚偽あり」が過半数なら勝ち。何かうれしい。
実に簡単だ。たとえばお題が「犬」だったらこうだ。
「犬について虚偽を申し立てます。野生の土佐犬は牛より大きくなる」
「虚偽あり!」「虚偽あり!」「虚偽なし!」
「先程の虚偽を認めます」
「犬について虚偽を申し立てます。マルチーズが本気を出したらアナコンダくらいなら勝てる」
「虚偽なし!」「虚偽なし!」「虚偽なし!」
「先程の虚偽は却下します」
ただでたらめを無責任に言い合うだけの悪ふざけにルールっぽいものを決めただけなのだが、やってみると意外とはまる。一つのお題を長時間続けることで、思いもよらなかった虚偽申し立てが行われることも頻繁にある。またお題を決めずにやっても楽しめる。
「メガネについて虚偽を申し立てます。ラーメン大好き小池さんは実は伊達メガネ」
「兎について虚偽を申し立てます。記録されている兎の耳の最長記録は、2.4メーター。しかし非公式には3メーターを越すものもいるとか」
「焼きそばパンについて虚偽を申し立てます。タイで人気の焼きそばパン屋台では、1階から投げあげた焼きそばを3階の従業員がパンでキャッチして客に出す」
「土下座について虚偽を申し立てます。鼻血が出たときは土下座の姿勢に限る」
どうしようもない不毛な遊びだが、やってみると面白いから困る。何とかして見事な嘘をひねり出そうとして悩み、無駄に時間がどんどん過ぎる。今日も一睡もしていない。危険だ。もう9時半じゃねえか。