中野の鼻
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レトルトのカツカレーを食べました
スーパーマーケットにふらりと入ったら、レトルトカレーコーナーに「カツレツカレー」というものを発見した。
え?レトルトでカツカレー!?
手にとってみると、エスビー食品から発売されている「
タイムトリップカレー・大衆浪漫カツレツカレー」とかいう商品のようだ。レトルトでカツカレーというその気概に感動した中野は、気が付けばレジに持っていっていた。
帰宅後早速箱を開封してみる。普通のレトルトパックが出てきたが、手で触ってみると中にはマルシンハンバーグくらいの大きさの塊がある。
カツレツだ…。
普通のレトルトカレーよりも長く7分ほどお湯で温めて、開封してみる。おなじみのカレーの匂いが鼻をつく。ライスの上に盛り付ける。
なにやらカレーの中に埋もれていて、カツレツの姿がよく確認できない。ちょっと持ち上げてみよう。
うわーっ、カレールーがしみててコロモがふにゃふにゃだーっ。
むう、こうなるのは当然だし初めからわかっていたのだが、カツカレーはコロモのさくさく感もキモのうちだと思う。いや、無茶なことを言ってるのは分かるけど。
食べてみると、カツの中にある肉は普通のレトルトカレーの中に入っている肉だった。あの、堅くてパサパサしてるのに、なんか美味しいあの肉。シーチキンみたいな食感の肉!あれがカツになってる。
ちょっとコロモの見た目よりも肉部分が小さいけど、コロモがカレーを吸ってふやけてるんだろうから、まあ仕方あるまい。
カツが入ってる分ほかの具材が少ないけど、カツを食べるペース配分に気を配ればバランスよくボリュームあるレトルトカレーを食べられる。
250円でこれなら、そこそこ楽しめるんじゃないでしょうか。まあ、本当にカツカレーが食いたいならカレー屋に行けって話だし、アリだとおもいます。プチオススメです。
なにより、レトルトのカツカレーってちょっと珍しいので、一回くらいは食っておいたほうがいいと思う!美味しかったらリピーターにでも何でもなればいいじゃない!
電車の音
ニコニコ動画に、
JR東日本の発車メロディメドレーという動画がある。本当はyoutubeなんだけど、ニコニコ動画には解説も入ってるからね。
うーん、見事だねえ。
大阪出身の中野には半分もわからないくらいなのだが、それでもいくつか聞き覚えがある。いやあ、これはたいしたもんだねえ。あと高田馬場駅の人気は異常。
中野が大阪でよく乗った電車といえば阪急電車だ。毎朝天神橋筋六丁目駅から阪急で通学していた。この阪急電車、今もそうなのかは知らないのだが、電車が駅に入るときになにやら凄い音がするのだ。
「ヴォアォーーーーン」
文字に表記するのがものすごく難しい音なのだが、とにかくこういう音が駅に放送される。あれ、もしかしてこれって天六駅だけなのか?
この音が、
SFC版ポピュラスのナイトを作ったときの音に無闇に似ているのだ。
ちょうどポピュラスにはまっていた頃の中野は、毎朝駅でこの音を聞くたびに「やべえ、敵側にナイトが産まれた!」って感じでどきどきしたものだ。悪魔のナイトが中野の民を殺戮していく様を想像して怯えたものだ。
なんで朝からそんな恐怖を想像しないといけないのか分からんが、とにかくなにやらハードな鉄道だった。今もあの音は流れているんだろうか。
豚丼と文学
新宿に、本格豚丼の専門店がある。豚丼といっても、ここ数年で牛丼の替わりに出てきたような苦し紛れの豚丼ではなく、北海道帯広で60年以上の歴史をもつ、いわば帯広のソウルフードとしての豚丼だ。
新宿末廣亭のそばにひっそりとある入り口をくぐり、地下に降りたところに、その豚丼専門店「
白樺」はある。
中野はその店に一度しか行ったことがないのだが、肉厚の豚肉と油が濃厚なタレとあわさって、極上の味であった。
この店を紹介してくれたのが、以前相撲BEAUTIFULに会うために国会図書館に一緒に行った町田メガネ。北海道出身の彼が、これぞ豚丼だと強く主張するだけのことはある、そういう豚丼だった。
しかし確かに美味いのだが、あまりにも店内の雰囲気や狭さが特殊で、何と言うか非常に入りにくい。精神的な会員制といった風情でさえある。
5人も入ればいっぱいになる狭さ。壁には豚丼がいかに素晴らしい食品であるかを書いた紙がたくさん貼られている。さらに注文を受けてから作り始めるため豚丼がでてくるまで10分近くかかる。話によると水のおかわりを頼むと「摂った栄養が流出するので駄目だ」と断られるそうだ。
あまりにも本気すぎる。豚丼の理想を追い求めた結果の姿がこれではないか。
町田メガネは、この店を支持する自分のことを「白樺派」と表現している。確かにこの店は、理想と人道と個人尊重を胸に抱く白樺派と呼ぶのにふさわしい豚丼専門店である。
とは言え前述の問題もあり、現実的にはそこまで客の入りがいいようには思えない。そう、白樺派は理想を追うあまり社会に対する分析が足りないのだ。
それに対して、現実生活に密接した金額と手軽さを持った松屋や吉野家の豚丼は、まさしくアララギ派と呼ぶに相応しいのではないだろうか。
そして、白樺派の味や満足度、アララギ派の生活に密着した手軽さ、その双方の優れた部分をアウフヘーベンした
豚丼和光は、いわば豚丼の近代文学ではないだろうか。
それぞれにいい部分があり、それぞれに味がある。普段は近代文学を気軽に楽しみつつも、懐具合によっては金額も安いアララギ派で生活密着の豚丼を食べながらも、時には白樺派の理想に触れる。そんな文化的な豚丼との付き合い方もいいかもしれない。
特定の店舗や文学を貶める意図などは一切ありません!あと白樺派とアララギ派については、そこまで詳しくもないのにほとんど調べずに書いてるので、色々間違ってる可能性がありますが、気軽に読み流してください!
電車に乗るヒーロー
なにやら
新しい仮面ライダーは電車に乗ると聞いた。中野は見てないのだが、見たと言う人はみんな「見るまでは不安だったけど、面白かったよ!」と口をそろえて言う。ここまで評判だと、なにか騙されているんじゃないかという気にさえなってくる。ここでネタばらし、実は全員仕掛け人、とか言って。
しかし、電車に乗るヒーローといえば、この仮面ライダー電王よりも重要なキャラがいる。
そう、ほりのぶゆきの
旅マンである。
旅マンとは、朝目覚めたら記憶を全て消された上で旅マンに改造されていた、かなしき1人の男が旅をする話だ。多分かなしい。
旅先では
旅魔人ぶるるが様々なご当地グッズなどに身を包み、旅マンを迎え撃つ。いや、別に迎え撃ってない、ただぶるるもそこにいるだけだったりする。戦ったりするわけでもなく、なんかあんまり仲の良くない知り合いといつも旅先で会う感じ。
旅マンには、旅マン5つの誓いというものがある。
・毎週一回必ず旅すること。
・高速移動(特急、新幹線、飛行機)禁止。
・日帰り。
・与えられた目的は達成すること。
・正体について詮索しない。
この約束を守らないと、即死。たとえば下落合の旅マン基地に帰るまでに深夜0時を過ぎたら、即死。さらに「前回よりも遠くに行かないと駄目」というルールまであり、これも守らないと、即死。
途中で高速移動に関しては可能になったが、旅マン高速移動形態になると、特急の醍醐味であるはずの車内弁当が食えなくなる。
こんな過酷な旅マンの旅は、作者ほりのぶゆきの綿密な取材によって成り立っている。そう、旅マンの正体はほりのぶゆき本人なのだ。スピリッツで連載されていたので、ほりのぶゆきはこの条件の旅を週間で本当にこなしていたのだ。
最初のうちは大手町とか上野とか近場なのだが、最後のほうは伊勢とか神戸とか、日帰りだと旅とはいえないようなタイトなスケジュールになって、もうただ電車の乗換えをしているだけで全てが終わるようなハードな展開。失敗すれば命はないのだ。
旅先で巡る観光地も、人が少なくて寂れた場所ばかりをチョイスしていて、ああこれぞほりのぶゆきと言わざるを得ない内容。
命がけで電車に乗るヒーロー、旅マン。彼こそ仮面ライダー電王の原点に違いない!今こそ旅マンを読み返そう!そして微妙な旅に出よう!