中野はまったく知らなかったのだが、亀戸風コーヒーゼリーというものがあるらしい。というか、今日見た。
亀戸風…。正直まったく想像がつかない。亀戸という土地のイメージもあまりない。亀戸って何があるのだ。そうおもってぐぐって見たら、
亀戸餃子とか亀戸ホルモンとかが目立つ。亀戸風とは餃子とホルモンなのか…?
その亀戸風コーヒーゼリーがある店とは、亀戸中央通商店街にある、
たに珈琲店だ。ここに、餃子とホルモンの…。
そうではなかった。というかどう考えてもコーヒーゼリーに餃子とホルモンは混入されないだろうが。
メニューを見ると、そこにはこう書かれていた。
「黒みつときなことゼリーがなんとなく亀戸」
なんとなく!亀戸風コーヒーゼリーの正体よりも、なんとなくで亀戸風なんて名乗ることのほうがビックリした!なんとなくなのかよ!なんとなくなのかよ!!
いやあ、たしかになんとなくは大事だが、それとこれとは話が違うだろう。なんとなくで、亀戸を代表する名物のようなネーミングにしてもいいのかと。
しかし考えてみれば、いま一般的になっているさまざまな名物も、はじめのうちは名物でもなんでもなかったのだ。今の一流名物たちも、名物としての下積みを経て、名物の経験を積んで今の地位を得ているのだ。そしてそんな名物も、はじめのうちはなんとなくで命名されたものが多いのではないだろうか。
亀戸風コーヒーゼリーは、将来亀戸の名物としてビッグになるやも知れぬ。日本中から亀戸風コーヒーゼリーを目当てに観光客が来るようになるかもしれない。それがたとえ、コーヒーゼリーに黒みつきなこをかけただけの、誰でも作れるようなものだとしても。
もしかしたら中野は今日、名物誕生の瞬間を見たのかもしれない。見ただけで、食ってない。