今週のスーパージャンプのふぐマンを開いて、あまりのできのよさに噴いた。
「フグ中毒!」
……狙ったろ、編集部…。
スーパージャンプで徳弘正也氏が現在連載している「ふぐマン」という作品。ターちゃんの後、「
狂四郎2030」や「
バンパイア」を連載し、ストーリー重視の漫画にシフトしてしまったと思われていた徳弘氏が、10数年ぶりに描くギャグ漫画だ。
美女の前では上がり症のため、全く話が出来ない男・虎ノ助が主人公。
いつも美女の前では話が出来ずに、ダッチワイフを彼女に38年間童貞を守り通すことに。
しかし虎ノ助は超一流の科学者、友人の勧めでモテるために遺伝子組み換えを行うことに…
連載開始前に発表されたストーリーはこんな感じ。
現在虎ノ助は、虎の遺伝子を体に組み込むはずが手違いで虎フグの遺伝子をゲット、気づかずに自信に満ちたまま女性と初のキスを体験する。実はこのとき、唾液にテトロドトキシンが含まれていて女性は毒で痺れるのだが、この痺れを違う痺れだと勘違いしてそのまま関係を持ったりする。
もしも他人の体内に虎ノ助の体液が一定量以上混じってしまったら、死んでしまう!やばい!どうする!どうなる!
その女性とそのまま童貞喪失体験も果たすのだが、女性は死なずにすむ。きっちりコンドームを装着したからだ。
つまり、この「ふぐマン」という漫画は、避妊具の重要さを伝える作品なのではないだろうか。確かに今まで性をテーマにした漫画はいくつもあったし、それこそ徳弘氏の得意ジャンルだ。しかしそれらの漫画で避妊について語られたケースをあまり知らない。あってもさらりと触れるだけだった。
現在漫画アクションで「
鈴木先生」が避妊についてドロドロとした話を展開している。ほかにも避妊について触れる作品というのはどこか重さを感じなくもない。そう考えると避妊の重要性をギャグで描いた漫画はもしかしたらこの「ふぐマン」が最初になるかもしれない。
史上初になるかも知れない、避妊ギャグ漫画。
正直言えば「バンパイア」の近未来編あたりはちょっとついていけなかったが、「バンパイア」昭和編と「狂四郎2030」であれだけの物語を生み出しつつ、ギャグも忘れなかった徳弘氏の久しぶりのギャグ新連載。
これは期待せざるを得ない。なんとなく短命そうなところも含めて。