中野の鼻

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猿蟹合戦が熱い

 最近の猿蟹合戦は、最後猿が逃げ出して終わるみたいだが、中野が子供の頃に読んだ猿蟹合戦は猿を殺していた気がする。猿蟹合戦はそれでこそだ。
 猿蟹合戦は実にいい。あの話に「力を合わせれば」とか「悪いことしたら帰ってくる」とかそういう教訓めいたことを見出すつもりはない。

 猿に親を殺された子蟹。そこにやってくる栗蜂糞臼。彼らは親を殺され身寄りのない子蟹の耳元で、親の仇を討てと囁く。もうこの時点でぞくぞくする。なんてかっこいい話だ。
 人間として考えてみたら、子供を焚きつけて復讐の鬼に変えてしまう集団だ。メンバー編成も良い。蜂は当然女だ。糞などは異形の知恵者といったところか。

 栗蜂糞臼は猿の家に忍び込み、それぞれの特性を持って猿をしとめる。子蟹の復讐は果たされた。
 しかし話の中ではこの栗蜂糞臼、彼らもまた猿の被害者である。

 栗が火中から奇襲をかけ、その隙を蜂が刺し、正確に糞が足元をすくい、臼が圧殺する。考えてみれば子蟹に声をかけずともこいつらは猿をしとめることが出来たはず。なぜ子蟹に声をかけたのか。
 おそらくは、全ての罪を子蟹に押し付けるためではないだろうか。身寄りのなくなった子蟹をダシに、気に入らない猿を殺害した集団、それが栗蜂糞臼!血も涙もないやつらだ!
 下手したら猿をしとめた後、子蟹も殺されてる。口封じのために。あるいは高額な報酬を請求しているのかもしれない。身寄りのない子蟹にそんな報酬が支払えるものか。

 猿蟹合戦といいながら、猿も蟹も勝っていない。どちらも敗者と言って良い。それが復讐であり、それが戦争だと言うことか。
[鼻文章] Posted by 中野 at 2009-09-30 20:13:00 - コメント(7) - トラックバック(0)

風俗三国志、売ってました

 うっかりしていた。ずいぶん前に、発売直後のところをゲットしていたのにここで紹介するのを忘れていた。
 
パチ漫三国志 ~かわかずお作品集Part.2
 
 かわかずおのパチ漫2が発売されています。
 
風俗三国志2
 
 以前ここで注目の三国志漫画として紹介した「風俗三国志」を含む、かわかずおのパチ漫がみっしり詰まったこの一冊。
 画風を、技法を、心を模写する。そんなかわかずおの特殊能力が遺憾なく発揮されています。今でも風俗三国志で検索してこのサイトに来る人がいるので、きっとここで紹介しないのは間違っている。

 もちろん前作のパチ漫も濃厚なパスティーシュが楽しめる一冊なので、まだ読んでいない人はぜひ。
 パチ漫2はまだ普通に書店でも買えると思うので、みんな本屋さんで買おう!パチ漫1はもうamazonじゃないと買いにくいかもしれない…。でもなるべく本屋さんを使おう!
[鼻文章] Posted by 中野 at 2009-09-17 22:10:00 - コメント(0) - トラックバック(0)

ラブプラス旋風

ラブプラス
 
 巻き起こってますねえ。ラブプラス旋風。いや、巻き起こってるのかどうかわかりませんが、私の見える範囲では異様な旋風っぷりです。

 そんな旋風のなか、私もラブプラスをプレイしています。ネギマで。

 どういうことかというと、ネギマがラブプラスを買いたいけどお金がないと常々言っていたので、私が有志を募ってお金を出し合いネギマにラブプラスを買い与えました。そしてその代わりに、私はネーミングライツ権を主張しました。
 その結果、ネギマは無事ラブプラスを手にすることができ、我々はそれを見て楽しんだり、たまにこっちから指令を出して言いなりにさせたりという、いわばみんな得をするという関係ができあがりました。すばらしいですね。WinWinの関係ってやつです。

 そんなネギマが、プレイ日記を始めました。皆さん見てあげてくださいね。

 皆さん、ラブプラスの舞台となる十羽野高校での、押尾 学さんのラブ模様にご期待ください。

 いやあ、我ながら素敵な名前をつけたもんだ。
[鼻文章] Posted by 中野 at 2009-09-06 13:47:36 - コメント(6) - トラックバック(0)

日暮里で幽霊画を見てきたよ

 8月最後の土曜日、男ばかりで日暮里にある全生庵というところで幽霊画をいっぱい見てきました。メンバーはこんな感じ。

・吉田ナゴヤ(まぬけTシャツブランド吉田ナゴヤ堂店主)
・高倉仮面(格闘技とか見たりする人)
・¥Cuスタ平(外神田系歌のお兄さん)
・美少女(球体関節人形つくりびと)
・中野(このブログのぼんやりした人)

 高倉仮面さんはこういう感じで集まるのは初めてだったのですが、まあこんなクドいメンバーの中にいても遜色ない光を放つ人です。

 吉田ナゴヤさんが秋葉原でワンダーTシャツフェスティバルの搬入設営を終えたのが11時半。そこから移動して、非常に夏らしい炎天の下5人は日暮里に到着しました。
 このブログを読んでいる、東京以外の人にはなじみがないかもしれませんが、日暮里という駅は山手線の駅なんだけど今でも昭和の風景を残す素敵な駅なのです。
 
日暮里駅から徒歩2分 日暮里駅から徒歩3分
 
 駅を出て3分でこんな感じ。このゲルマニウムの書体とか非常にいい感じだ。こんな看板とか風景が都内ど真ん中山手線の駅すぐそばにあるんだから東京も侮れない。
 そんな日暮里駅すぐの谷中霊園をずんずんくねくね進むと、やがて目的の全生庵が見えてきます。
 
全生庵入り口。 GJ仏!
 
 入り口にも大きく幽霊画のことが書かれていますね。全生庵という場所は、こんなかっこいい観音像もある素敵な場所でした。ますます都内感がなくなってきて、なんかちょっとした観光にでも来た気分。

 全生庵の中に入ると本堂の脇の展示室に50枚ほどだろうか、ずらりと幽霊画が並べられていました。どの絵もじわりぞわりと背筋が冷えるような、そんな凄みのあるものでした。でも気持ち悪いわけではなくて、どれもきれいな絵なのだけど幽霊の怨めしげな目がこっちに刺さってくる。うむ、あの絵たちの迫力と存在感は言葉で表現できるものではないのかもしれん。
 中には結構な人数がいて、みなこの幽霊画に心奪われたり恐れたりしています。そんな中われわれも鑑賞していると、一人の老人に話しかけられました。

「この幽霊画も、今ではこんな風に蛍光灯の下で見てるけど、昔は一人ひとりが蝋燭を手にして見てまわったんさ」

 ほほう!そうだったのですか。ああ、そんな風にこの幽霊画を見たらそれはそれは素敵で肝も冷えただろうなあ。なんで今はそうやって見せてくれないのだ。

「その夜、三遊亭の噺家が集まって蝋燭をたくさん並べて百物語をやったんだけど、消防法で禁止されてねえ」

 あー、消防法か。それは仕方ない。確かにこの貴重な幽霊画が燃えてしまうことを考えたら、背に腹は変えられません。
 聞けばご老人、その時代から毎年毎年幽霊画を見に来ているという。またなんとも貴重な話を聞けてしまった。老人は宝だな。

「幽霊画はもっとたくさんあるんだけど、一度に並べられないから毎年違うのが並ぶんだよ」

 ならばまた来年も来ないといけませんな。で、来年もお爺さんにあったら同じ話を聞けそうだが、それもまた楽しみに思えてくる。

 こうして幽霊を堪能して、三遊亭円朝の墓に手を合わせ、全生庵を後にした。墓ってすげえなあ。円朝みたいな大物がアポなしで会ってくれるんだぜ。
 夏のイベントとして幽霊画鑑賞。悪くない。むしろいい。これを見た皆さんも、来年の夏にはいかがでしょうか。


 で、幽霊画の展示は当然写真撮影禁止だったのですが、それではあまりにも残念なので、同行メンバーの中から吉田ナゴヤさんと¥Cuスタ平さんに、見てきた幽霊の再現画を描いてもらいました。これで現地にいけない人も楽しんでいただけることでしょう。また、来年の8月には見に行こうと考えている人の期待膨らませ触媒として使っていただくのもいいと思います!
[鼻文章] Posted by 中野 at 2009-09-01 20:41:00 - コメント(1) - トラックバック(0)

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