中野の鼻
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カラスヤサトシ「おのぼり物語」を読もう
カラスヤサトシの「
おのぼり物語」を読んで、非常に感動してしまった。よもや4コマ漫画でここまで感動させられてしまうとは。まんがくらぶ連載時から感動的な内容ではあったが、単行本としてまとまるとここまでの力を得るのか。
これは、カラスヤサトシ氏の最高傑作かもしれない。
カラスヤ作品の魅力とは、笑いの向こうに透けて見える闇だと思う。そしてその闇がすべてカラスヤ氏の体験談であることの凄味と臨場感。その凄味をなんでもないことのようにさらりと描いてしまうことも。
今作品は、今までと反対側からの視点で見た、もうひとつのカラスヤサトシだと思う。闇の向こうに見える面白さ。いや、もっと接近して、闇のなかから見た面白さなのかもしれない。これはカラスヤ氏の視点なのか。
今までのカラスヤ作品は、カラスヤ氏本人の奇行などを、読者の目をしっかりと意識して紙の上に再現しているような、プロの手によるエンターテイメントであった。今作はそこをあえて覆し、それでもやはりプロの仕事としてきっちりと仕上げている。いやこれがプロとして仕上げようとしたものなのかカラスヤ氏の才能によるものなのかは判断つかない。
なんとなく上京したカラスヤ氏の不安と孤独と闘争。今までの作品では匂わせるにとどまっていたそれらの要素を中心に、漫画「カラスヤサトシ」の再誕生だ。
その孤独や不安を、そのままに感じそのままに描くその姿勢に、「咳をしても一人」「墓の裏に廻る」などの自由律詩を残した尾崎放哉を思い出した。さらにそこに、カラスヤ氏独自の世界が加わり、ひとつの文学と呼べるものになっている。
といってもやはりカラスヤ作品なので、カラスヤ氏らしい独自の笑いはいくつもあり、軽い気持ちでも読めるだろう。しかし、この本に潜む力は普通は見逃せないと思う。
ぜひとも一度は読んでほしい。本当は「とにかく買え」と言いたい所だが、まずは読んでみるところからはじめるといいと思う。漫画で描かれた詩集であり、4コマの形に最適化された文学だ。
ちょっと誉めすぎたかもしれん。読んだ直後の興奮状態で書いたからなあ。
飲茶と乳
駅で発見した、ドラゴンボールDSの広告。
ヤムチャさん、ちょっとチチの尻を凝視しすぎじゃないですか…。
うーむ、なんと言うロンリーウルフ。さだめのヤムチャ。幼女風風拳。なんとなくブルマと結婚したのがヤムチャではなく異星の王子様だったりする理由が理解できた気がします。
注目の三国志漫画
中野は三国志にまるで興味がない。「蒼天航路」が三国志漫画として大ヒットしたことは知っている。同じ作者が昔アフタヌーンで描いていた「地獄の家」は好きだったがやはり蒼天航路は途中で読むのを止めてしまった。ただ、第1話に「地獄の家」の主人公北晴郎が出てきたのにはテンションがあがったが。
そんな中野だが、どういうわけか目が離せないでいる三国志漫画がひとつある。三国志漫画と呼んでいいのかどうかわからないが。
それが「
風俗三国志」だ。掲載紙は「本当にあったHな話」という、タイトルどおりの雑誌。風俗店に行くこともない中野だ、普段ならこんな雑誌は手にとることもないのだが、偶然この漫画の第1話を発見してしまったのだ。
孔明!知略に長けるこの男は、風俗においてもその頭脳を遺憾なく発揮しているのだ!
基本的な話の流れは、どこかで見たことがあるような方々が自らのリビドーを資本主義精神にのっとってスマートに解消したいと願い、そこに颯爽と現れた風俗軍師孔明が知恵を貸す、というもの。
風俗におけるさまざまなポイント、たとえば店選びのコツや風俗嬢に対するマナーなどを、三国志のノリで孔明が伝授。そして実践した結果、下半身の乱世を統べていくわけだ。
このような中野でもわかるレベルの三国志ネタもしっかりと織り交ぜてある。というか三国志オンチの中野では気が付かなかった、三国志ファンならぐっとくるようなネタもきっといくつも含まれているに違いない。
おそらくは原典を知らなくても楽しめて、さらに原典に詳しければなお楽しい。そんな優秀なパロディ作品なんじゃないだろうか。原典に詳しくないから中野には判断できないけど!
「愛撫百遍女自ら動く」
このページの下部では、孔明がこの言葉の解説をしている。この教えを守れば風俗戦況がどのように展開していくのか。まさに軍師!というかこの、どこかで見たような人たちが風俗プレイを嗜んでいる姿だけでちょっと笑える。
本当に風俗にも三国志にも興味がない中野にも楽しめる、そんな三国志漫画であり風俗漫画でもある風俗三国志。もしかしたらマジの三国志ファンが見たら楽しむどころかブチ切れ金剛かもしれないが、ここはひとつ三国志というジャンルの奥深さの証明としてこの作品を認めることこそが本当のファンのとるべき態度なんじゃないだろうか。と、それっぽいことを言ってみる。
とりあえず三国志好きもそうでない人も一度は読んでみるといいんじゃないだろうか。内容が内容なので立ち読みできないようになってるけど。しかも買うのにもなんとなく抵抗がある人も多いだろうけど!
小学館の原稿紛失問題の重要な手がかり?
今号のマガジン目次ページより。
南国の返却原稿を整理していたら大変なモノを見つけてしまったあー これは他の作家さんの原稿だー どーしよう(銭型風に)
…ちょ…、久米田…ッ!!
エロ漫画を開いたら組長がいました
ふとした機会で開いた「万引き少女全裸謝罪」という、なんともいいがたいエロ漫画をぱらりと開いたところ、見覚えのある人がそこにいました。
か…
垣原組長…ッ!!
キックビームと鳩の糞でビルから落ちてなくなられたものだとばかり思ってましたよ!生きてらしたんですね!!
え?見出して?…垣原組長、編集者みたいな仕事もやってたんですか?と思ってよく見ると、名前は槙原さん。こ、こいつは偽者だ!!
漫画の内容はといえば、すっかり売れっ子になった作家金谷ひとみのところに、昔ちょっと世話をしただけの業界のダニのような編集者槙原がやってくるというもの。実はそのむかし、金谷と槙原には肉体関係があって、金谷にピアスの味を仕込んだこともある。
でも、業界内での槙原の評判があまりにも悪いので、距離を置くようになったところ、急に作家活動がうまくいった。そのことが槙原は気に入らないご様子。そのまま半ば強引にエロスシーンに。
名前は槙原と名乗っているけど、あまりにも垣原組長そっくり。口の横が裂けてないことや顔の傷がないことをのぞけば外見はまったく同じ。ピアス趣味なところも。おそらくは一郎二郎に口を裂かれる前の、いわばヤング垣原雅雄といったところか。
でも、垣原組長はこんな子悪党じゃないし、そもそも通常のエロマンガなんかに登場できるようなノーマルな性癖の持ち主じゃない!!
まあ、この作者が何を思って垣原組長を登場させたのか真意はわからないけど、きっと抑えられない組長へのリスペクトがそうさせたのであろう。気持ちはわかる。きっと垣原組長(本物)も笑顔で許してくれるだろう。
許してくれなさそうです。
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