最近外に行った時とか、駅で電車を待つ時とかに有効な新しい遊びを考えた。特に何か行動する遊びではないのだが、これをやっていると時間の経つのを忘れる。
その遊びとは、隠し通路探しだ。
隠し通路探しと言っても、別に本当に隠し通路があるわけではない。あえて隠し通路があるとしたら、それは自らの心の中にある。
たとえば、下の写真を見て欲しい。
一見何の変哲も無い地蔵だ。しかし、隠し通路的に見れば、この地蔵はかなり魅力的な物件である。
…一番左の地蔵だけ、片手をあげている…。
…左から二番目の地蔵が横を向いている…。
もういけない。あの手は間違いなくレバーだ。どう考えてもあのレバーを下ろせば、足元からグゴゴと音が響いて、手前に写っている石の水溜めが動き出すに違いない。
横向きの地蔵の首を右に8回左に7回ひねれば、真中の大地蔵が土台ごとスライドして、地下に降りる階段が現れるに違いない。
この建物もかなりたまらない。中央と左の窓に隣接した色の濃いレンガは、間違いなく何かのスイッチだ。それか、あれを引っ張りぬいたところにスイッチが隠されている。
部屋の中にある隠し通路を開くためのスイッチが、窓の外にあるとは。この家に住んでいる人間はなんて用心深い奴なんだ。見習うべきところは多い。
この写真など、危険だ。特に左の滝の下にある影になった部分がやばい。あの奥にある入り口はいったいどの石を持ち上げれば作動するのだ。そこから真下に見える、ひとつだけやけに濡れてない石が怪しい。
滝は良くない。近所に滝が無いのがせめてもの救いだ。もし滝があったら、間違いなく本当に探してしまっていることだろう。
これに至っては、どこもかしこも怪しすぎて絶望的な気分にさえなってくる。いったいどの本を引っ張り出せば、天井から隠し階段が降りてくるのか…。それともあの地球儀か?奥の人物画も怪しすぎる。裏をかいてあからさまなビリヤード台?ぬ?なぜか電器の傘に手垢が付いている部分が…?おお、引出しが二重底に!?
と見せかけて実はどれでもない柱時計の中だろーッ!
かなり妄想ですね。でも、面白いからやってみ。いやマジで。