考える人の像がある。あのオーギュストロダンの作った思慮深い雰囲気の像だ。しかしアレは実は考える人ではないという。なんだったか、ダンテの神曲かなんかをロダンが像にしたときの、冥界を見下ろすダンテ本人とかだったとおもう。面倒だから調べない。反省もしない!引かぬ!媚びぬ!省みぬ!
つまりあの考えてるっぽい人は実はあまり何も考えていないのである。考えてたとしても「うわー、冥界ってこわいなー」とか「あ、あの苦しんでる人ゴリラみたいな顔してる」とか「おー、おっぱいだー」程度の事しか考えていないだろう。そう思って見てみると、あの像あまり考えてる顔してないな。
そう、本当に考えているときは、考えてそうには見えないのだ。むしろ何も考えていなさそうに見える人ほど、考えているのかもしれない。
本当に考えているときは、脳がその考えに支配されているので、そのほかの部分にまで意識が回っていない。だから本当に考えている人というのは、人が見るとちょっとどうかと思う状態になっている事が多い。
・口半開き。
・目の焦点があってない。
・自分だけの言葉をつぶやいてる。
・なんか空中で手を動かしてる。
・たまにちょっと白目になる。
考えているときというのは、往々にしてこんな奇行をやっちゃってる。いや、実際はここにはかけないような奇行さえある。そのほうが多いだろう。
今こそ、そういう奇行をリアルに造形した、真・考える人を作るときではないだろうか。中野は作らないけど。
いや、俺のことなんだが。