美味しんぼが100巻まで出たそうですね。いやあ、雁屋先生おめでとうございます。でも、最近の美味しんぼって雁屋先生は何も関わってないんだよね?
もうここしばらく美味しんぼは読んでないんだけど、あの
野望の王国を書き上げた雁屋先生が、最近の美味しんぼのようなぬるいものを書くとは思えん。
最近の美味しんぼには、絶対的な悪が不足している。そう、海原雄山だ。もう今の雄山は飼いならされた犬だ。何をちょっとした似非人格者面してやがるんだ。雄山の信念は孫が出来たからって揺るぐようなものではなかっただろう。
初期の雄山はかっこよかった。悪だった。悪だけど、自分の信念を持った男だった。あの強大な力があるからこそ、東西新聞社の究極のメニュー作りが生半可な気持ちでは完成しないものだと読者に伝わったのだ。雄山の存在そのものが、食の道の奥深さそのものを示していたのだ。
今後はもう、昔のようなかっこいい雄山は見られないのだろうなあ。
煮えたぎる鍋ののったテーブルを躊躇無くひっくり返す雄山。
勝利するたびに山岡の背中に「至高」の文字の焼印をする雄山。
下らぬものを食わせた山岡に、栗田さんの耳を使った料理を食わせる雄山。
かっこよかったなあ。あんな悪の華が咲き乱れる雄山はもう見れないのだろうなあ。ただでさえ最近の漫画にはイカス悪役が少なくなっているというのに。雄山カムバック。