ゴールデンウイークが終わり、そろそろ夏の前日と言った風情になってきました。というかつい雪が降った2週間後に夏丸出しの気温とか意味がわからない気候です。
ゴールデンウイーク、というか子供の日に私はこいのぼりを見ました。こいのぼりなんかちょっと歩けばどこででも見られるような時代ですが、ここは本格派を攻めようと、いっちょ加須市に行ってきました。加須市とは、こいのぼりの生産が宇宙一という埼玉県の超こいのぼりシティです。
というのも私、こいのぼり大好きなんですよ。で、前々から加須に行ってみたくて、
吉田ナゴヤさんにお誘いをかけつづけていたんです。そして行くなら子供の日だろうと。そうですまたおっさんぶらり散歩です。
この広すぎる宇宙でトップこいのぼりシティと言うくらいだから、そりゃもう子供の日の加須は恐ろしいほどのこいのぼりの群に包まれているに違いないと。
電車から加須方面を見ると、なにやら黒いもやに包まれているように見える。しかしそのもやは全てこいのぼり!線路沿いにもこいのぼりが立ち並ぶ!そしてこいのぼりの形の駅舎に電車が入る!それくらいこいのぼり尽くしでも当然だろう。
そう思ってエキサイトしまくっていた中野に、ナゴヤさんが「加須では世界一のジャンボこいのぼりを上げるイベントがあるらしい」と教えてくれました。
ジャンボこいのぼり!うおおお聞くだけでエキサイティングなイベント!これは見るしかない!と思っていたら、3日で終わったとか。あふん。
そして電車は加須に到着。…なんか、全然こいのぼり感が無い駅…。いや、こいのぼりの駅舎は無いにしろ、もう少しこいのぼり押しで盛り上がってても良いだろうと思っていたんだけど、あまりに肩透かし。
と、思っていたら、駅改札を出てすぐに「加須名物こいのぼり焼き」なるお店が!これはもう入るしかない。
「なに味にします?」
「かしわ餅味で!」
「それはありませんねー」
いけないいけない、ちょっとテンションがあがりすぎちゃったよ。とりあえずチョコクリーム味をいただく。
基本的にはたいやきをこいのぼり型にしただけ。とはいえこういうポイントをしっかりと押さえていてくれるのは喜ばしい。地元の高校生とかが「帰りにこいのぼり焼き食って帰ろうぜ!」とか言ってるのを想像すると微笑ましい。
こいのぼり焼き屋の店長さんに、子供の日らしい加須の見所を聞くと「だったらこいのぼり職人の橋本さんのところですね」と即答。ほほう、橋本さんとな!
ぶらりと駅前に出ると、観光マップがあったので確認。
観光マップに「こいのぼりマラソン」の文字。さすが加須だ。こいのぼりと冠されたイベントが12月に行われるとは。凄すぎる。
そしてなんとなく加須を歩く中野と吉田ナゴヤさんの前に、新たな加須名物が現れた。それは加須こいのぼり最中!
こいのぼりというかすっかり錦鯉だけど、こいのぼり最中も入手。そしてここでも加須の見所を聞くと「まっすぐ行くと橋本さんの家がありますよ」との情報!!
加須を支配するかのように語られる謎の人物、橋本さん…。一体どんな人物なのだろう…。
そして橋本さんの所にとうとう到着した。加須をこいのぼりで支配する魔王の居城のような場所を想像しつつあったのだが、行ってみると普通のこいのぼりと五月人形を扱っているお店、
橋本弥喜智商店がそこにあった!凄いぜ、URLがkoinobori.co.jpだぜ!
しかし店の看板にあるように、ここは天皇陛下に献上するこいのぼりをも作っている。文字通り日本一のこいのぼりがここにあるのだ!子供の日に相応しい!なんと宇宙でただ一軒、手描きのこいのぼりを作っている、最強のこいのぼり職人が住まう宮殿なのだ!
早速店内に入ると、所狭しと並ぶこいのぼりと五月人形。いやあやはり日本男児たるものこいのぼりを見ると無条件で嬉しくなるね!見ているとそこに社長さんが出てこられて、なんと我々は工房も見せてもらえることに!なんと言う僥倖!こいのぼりの神様が微笑んだ!
早速2階の
プレイルームへチン入工房へ案内されると、そこにはびっしりとこいのぼりが!最近のプリントこいのぼりとは明らかに違う、手描きの高級こいのぼりたちが中野たちを待っていた!
中野の後ろにあるこのこいのぼりはどうだ!7メーターと言う大きな手描きこいのぼり!かっこいいぜこいのぼり!
工房では橋本さんの息子さんでしょうかお弟子さんでしょうか、若いこいのぼり職人さんがこいのぼりに絵をつけていました。そのあまりの凄さに近寄ることもできず、工房の奥まで足を進めることができませんでした。
この橋本さんのお店兼工房、もうこの建物自体がこいのぼり博物館のようになっていて、あちこちにこいのぼりの資料があり、それらについて橋本さんから直接お話を聞けるというむやみに贅沢な時間を過ごすこととなりました。だってあなた橋本さんって日本一のこいのぼり職人ですよ。さっきちょっと話したジャンボこいのぼりも橋本さん監修で作られたものですよ。
これがジャンボこいのぼりですよ。100メートルですって!これ作って、天皇陛下に献上するこいのぼりも作った最強のこいのぼり職人さんから直接こいのぼりの話が聞けるなんて!
お話を聞いていると、もうこの橋本さんはこいのぼりへの愛が溢れまくっていて、ここまでの愛を持って作られたこいのぼりならそりゃ日本一だわと実感できるものでした。
「こいのぼりを買ってくださったお客さんが、写真を送ってくれるんですよ」
「大きいこいのぼりを上げてくださるお客さんも嬉しいけど、マンションなんかに小さいこいのぼりを飾ってくれてる写真もとても嬉しい」
「こいのぼりを買ってもらった子供が30年経って、自分の子供に同じこいのぼりを見せてあげたなんて手紙を貰うことがある。本当に嬉しい」
言葉一つ一つに実感がこもった、体重の乗った重みある言葉がいくつも聞けました。いやあ、充実の子供の日だ。
その後、たまたまとおりがかった龍蔵寺という、かっこいいお寺に入って見たり。
後で調べると、1355年に開山された由緒正しき寺院だとか。この写真の後ろに見える戸の向うにあったご本尊は1292年に作られたものだとか…!ちょっと覗いてみたけどめちゃめちゃかっこよかったんだよ!
さらに加須名物の加須うどんを有名店小亀で食べたり。
手打ちうどんがおいしいのは勿論、てんぷらも海老自体が太くて歯ごたえがよくめちゃめちゃおいしかった…。
うどん後は関東三大不動の一つに数えられる加須のお不動さん總願寺に入ったり、よくもまあここまでと言われるほどに加須を満喫してまいりました。
子供の日一日で充分すぎるほどのゴールデンウイークっぷりでした。もうリア充といわれても仕方が無いほどの。こいのぼり仏像うどんだなんて、リア充すぎる!それに加須の街並みがかもし出す独特の空気なんかも非常に良くて、ずいぶんとエンジョイしました。
皆さんも加須にふらりと出かけてみてはいかがでしょうか!来年はジャンボこいのぼりの日に行く!