中野の鼻

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鼻行類の話

鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活
 南海に浮かぶハイアイアイ群島。全ての生態系から隔絶された生物学的に隔離されたこの島には、ここ以外では見られない不思議な生き物、鼻行類が生息していた。

 中野にとってのバイブルとも言える「鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活」は、大真面目な生物学の本である。

 短期間で一気に調べ上げられた鼻行類の生態をまとめたこの本を読むと、見たこともない生き物が目の前にいるような錯覚をする。

 発達した鼻で逆立ちをして、獲物を四肢でガッチリと捕まえて逃がさないヘッケルムカシハナアルキ。
 鼻でジャンプして耳で羽ばたくダンボトビハナアルキ。
 粘度の高い分泌液を池にたらして釣りをするハナススリハナアルキ。
 極めつけは4本の鼻で逆立ちして歩く不思議な生き物ナゾベーム。

 軽く上げただけでもコレだけの不思議な生き物が、鼻を使って生活している。あまりにもステキすぎる。

 ぶっちゃけ鼻行類なんか実在しないんですけど、ここまで詳細に書かれると、本当にいるんじゃないのか?と言う気になってくるから不思議だ。
 本の内容が虚構なのではなく、本の存在を通じて架空の世界を感じるメタ虚構として、この本は非常に良く出来ているし、そういう事を考えずにぼんやりとページをめくるだけでも相当面白い。

 余談だけど、世の中にはこんな生き物もいる。ナミブ砂漠のゾウトガリネズミという珍しい食虫類だ。その鼻を砂に突っ込んで餌を取るらしい。
 か…かわいい…。どう見ても鼻行類じゃないか!実在するんじゃないのか!


[鼻文章] Posted by 中野 at 2004-08-12 00:10:00

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