中野の鼻

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味の助が終わった…

天才料理少年味の助 (1) 少年マガジンコミックス
 少年マガジンで話題騒然だった料理マンガ「天才料理少年味の助」が、まるで打ち切りのように最終回を迎えた。はっきり言って、常にネット上では味の助の話題で持ちきりになるほどに、大人気だったはずの作品だ。マガジン編集部は一体なにを考えているんだ。

 amazonのレビューを読んでも、作者の肉汁へのこだわりに感動したという人がいる。そう、味の助といえば肉汁だ。そして、食と性を同一視するかのようなその性的な料理の描写。今までに無い旋風を我々に巻き起こした作品だ。なぜ終わった…。
 食事のシーンであるにも関わらず、性的なイメージを喚起させるその描写技術。いや、コレは何も画力の問題だけでは無い。そう、これはサブリミナルメッセージだったのだ。

 性の持つ、生命力と呪術的なパワーは古代より知られてきたものである。たとえば歓喜天などに見られる男女の抱き合うさまを呪術的なシンボルにしたものもあれば、密教などには性行為を伴う儀式も存在する。ナチスのハーケンクロイツが生命の循環をシンボライズしたものであるというのも有名な話だ。
 また、世界的に有名な煙草のパッケージには、認識は出来ないが脳に刷り込まれるという絶妙な具合で、女体をモチーフにした図案などが盛り込まれているという。煙草に限らず、世界規模でヒットしている商品には何らかの形での暗示が使われているという。
 サブリミナルによる呪術的要素を豊富に持ち込み、我々を洗脳するかのように虜にしていった味の助。この打ち切りにも見える最終回には、なにかマガジン編集部の大きな力が働いているのではないか…。
 そんな大きな力に最後の抵抗を見せるかのように、作者の宗田豪はやってくれた。そう、最終話でも、我々に性的なサブリミナルによるメッセージを送っていたのだ。
 このほかにも、少女が恍惚とした表情でパスタをほおばるシーンや、うっとりとしたまなざしで涎をたらすシーンといった、性的なイメージの強い描写が目白押しだ。

 断言できる。宗田豪は天才だ。そして、天才すぎるゆえに、我々の理解できないところまで行ってしまっているんだ。きっとそうに違いない。だから彼のサブリミナルメッセージの意味が読み取れないのだ。
 はたしてマガジン誌面に書かれた「宗田豪先生の次回作にご期待ください」の文字は、編集部の本意なのか…。それを確かめる術は我々には無い。我々は、大いなる力の前にあまりにも無力だ。


[鼻文章] Posted by 中野 at 2004-08-20 16:56:51

コメント

D.:

終わったのですか。
残念です。
次回は、エロ雑誌にエロ漫画を描いて、
実は料理の薀蓄が盛り沢山というのはどうでしょう。
2004-08-20 22:38:53

中野:

 もともとエロス漫画の人だったらしいですよ?
2004-08-21 00:22:26

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