ムスカのストーリーが見たい。そう考えているのはもうずっと前からだ。そう、
天空の城ラピュタのムスカ。映画の中で語られなかったムスカの話が知りたいのだ。
きっかけは作中でムスカがシータに「君の一族はそんなことも忘れてしまったのかい」と、ラピュタの真実を語るシーンからだ。つまりムスカの一族はラピュタの伝承を代々受け継いでいるということだ。
そう、ムスカの一族パロ・ウル・ラピュタ家はラピュタの正当な王家ではないのだ。真の王はシータの一族トゥエル・ウル・ラピュタ家だから。ムスカ一族は何世代にもわたってラピュタを我が物にしようと企んでいたのだ。そしてその尖兵こそがムスカだ。
まず恐ろしいのがムスカ一族のその政治力だ。28歳の若造を特務機関の大佐にまでのし上げるその力。当時の時代背景などから考えてもムスカ一族は貴族階級に違いない。シータが山羊のミルクとか飲んでた時、ムスカは最高級のシャンパンとか飲んでたのだ。
当然政治力だけでは大佐にはなれない。幼いころから帝王学を学び、一族の手にラピュタを手に入れる為に青春を全て捨てたのだ。ムスカという有能な人物は、何世代も前から計画された遺伝計画の賜物だった可能性さえある。
大佐になったムスカは折を見て、ラピュタ軍事利用計画を武器にラピュタ捜索の国家プロジェクトを提案し、それが実現する。一族の野望のために国家をも利用するのだ。
国家、そして軍の力でシータの一族を見つけ、飛行石とその持ち主であるシータを手に入れた。
そう!あの映画のオープニングまでにこれだけのムスカドラマがあったのだ!
これだけのドラマを背負って生まれたムスカだからこそ、ジブリ史上並ぶもののない冷酷非常な悪役っぷりを持ち、今も人々の心に鮮やかに残るカリスマを持っているのだ。
観たい!このムスカの映画を観たい!これだけの苦労をしたムスカの為の、ムスカの視点で描かれた「天空の城ラピュタ」が観たい!
でも最後は「バルス!」「うわぁ、目がぁ…」で終わり。
今日はラピュタ観よう。