中野の鼻

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アレ?っと思って押す。

 うかつの練習をしている時だった。のどが渇いたので茶箱のすぐそばのサントリーの自動販売機に、飲み物を買おうとお金を入れた。120円ちょうどがないので200円。

 さて、何を飲もうかな。そう考え自販機を見渡す。

 あれ?ひとつだけ何も光っていないボタンがあるぞ?

 銘柄はビックルだ。200円入れてるんだから、値段が足りないということはありえない。売り切れだったら売り切れランプが付くだろう。あれー?じゃあコレってどうなってるんだ?と思って押す。

 ゴトンと音がして飲み物が出てきた。
 ビックルだった。

 しまった!ビックルは嫌いじゃないけど、今ビックルが飲みたいとは微塵も思わない!くそう!やられた!コレがサントリーの戦略か!!!ちっくしょう!
 チャリンチャリーンと出てくるおつりの音が、悔しさをアップする。しかもやけに多い。80円全部10円玉だ。どこまでも人間をコケにしやがる。

 この事から得られる教訓は、何もない。強いてあげれば「ビックルの下にあるボタンを押したらビックルが出る」ということだ。
 そして、人間はたかが「電気がついていない」という程度のことで簡単に自分を失い、飲みたくもない飲み物のボタンを押したりしてしまうような弱い生き物だという、現実だけを見せ付けられた。コレが現実か。


[鼻文章] Posted by 中野 at 2004-07-25 11:23:27

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