中野の鼻
ナビゲーションバーへジャンプ
喫茶店のサンド
子供のころ、母親に連れられて喫茶店に入ることがよくあった。子供にとって喫茶店なんて、安らぎの空間でもなんでもない。テーブル型のゲーム機でディグダグなどを楽しみ、なんか良く分からない金属の玉が5つ吊るされててカチカチなる奴を眺め、トマトジュースをぐいぐい飲み、サンドをもさもさ食べた。
そうやって喫茶店に何度も連れられるうち、いつしか私は「サンドで喫茶店の価値は決まる」と言った、こども喫茶店論を持つに至った。
たとえば、明らかに子供が注文しているのにカラシを抜くかどうかを聞きもせずに、べったりカラシを塗って出す店。客に対する配慮がなってない。
また、何を思ったかトマトとレタスと僅かなハムぐらいしか入っていないどうしようもないサンドを出す店がある。これは子供心に「この店はつぶれるな」と感じた。
また、入店と同時に「駄目なサンドを出しそうな店」が、雰囲気や空気で分かるようになった。たいていの場合この勘は当たる。
半分凍った野菜とハムが、バターも塗られてないようなパンに挟まれたサンドが、店主の手によって出される。しかも店主は高校野球中継を見ながら。ここまで来ると逆に喜んでいた。
しかし、パンと具が交互に並んでいて、どこから取って食べれば良いのかわからないサンド。あれだけは勘弁してほしい。本来パン具パンで1セットなのに、一皿丸ごとパン具パン具パン具パン具パン…。おいおい、どこから取れば良いんだよ!一口け?一口で食うのんけ!?
そんなサンド読みスキルも今ではまるで役に立っていない。そもそも今ではこんな喫茶店にお目にかかることも無い。もう一度、うらぶれた喫茶店で駄目なサンドを食べたいものだ。カフェじゃなく、喫茶店で。メニューに焼きうどんとか生姜焼き定食がある店で。
[鼻文章]
Posted by
中野
at 2005-08-18 14:54:35
コメント
パン具パン具パン具…パンのやつは、いわゆるクラブハウスサンドってやつかね?てか、そんなうらぶれた喫茶店、吉祥寺にはいくらでもありそうだけど。
いや、クラブハウスサンドなんて小洒落た物じゃない。
西荻窪で探せばありそうだな。
コメントを登録
トラックバック